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シドニーのクイーン・ビクトリア・ビルディング(QVB)観光|行き方・見どころと美しい内装

クイーン・ビクトリア・ビルディング(Queen Victoria Building/QVB)は、シドニー中心部に残る歴史的なショッピングアーケードです。砂岩の外観から時計、ステンドグラス、吹き抜けまで写真で紹介します。

ジョージ・ストリート沿いに建つシドニーのクイーン・ビクトリア・ビルディングQVB

ホテルからバスでクイーン・ビクトリア・ビルディングへ

僕らがQVBを訪れたのは2026年4月17日です。宿泊していたプルマン シドニー ハイドパークを出て、ハイドパークの中を歩きました。

公園を抜けた先のバス停から市内中心部行きのバスへ乗り、QVB周辺で降りました。ホテルからずっと歩くこともできますが、家族で市内を回る日は短い区間でもバスを使うと足を休められます。

ハイドパークを通った先のバス停からQVB方面へ乗ったシドニーの路線バス

シドニーのバスは路線によって停留所が異なります。当日は車両前面の行き先と地図を見て、タウンホールまたはQVB周辺を通る便か確認してから乗りました。

ホテルはハイドパークの目の前にあり、市内中心部へ出かける日も公園を通って移動できました。客室、バスタブ、屋上プール、周辺の立地は宿泊記で写真とともに紹介しています。

プルマン シドニー ハイドパーク宿泊記のアイキャッチ プルマン シドニー ハイドパーク宿泊記|観光に便利なホテルレビュー

ハイドパーク周辺を歩くなら、公園の東側に建つセント・メアリー大聖堂も同じ日の予定に入れられます。QVBは公園の西側へ進んだ先にあるため、シドニー中心部を横断する街歩きにもなりました。

QVBへの行き方・アクセス

QVBはジョージ・ストリート(George Street)、マーケット・ストリート(Market Street)、ヨーク・ストリート(York Street)、ドルイット・ストリート(Druitt Street)に囲まれた一街区を占めています。住所は455 George Street, Sydney NSW 2000です。

  • 電車:タウンホール駅(Town Hall Station)のExit 1「QVB」から建物側へ向かう
  • ライトレール:L2・L3線のQVB停留所で降りると、ジョージ・ストリートを挟んですぐ
  • バス:Town Hall/QVB周辺で降り、利用した停留所から徒歩で向かう
  • 徒歩:ハイドパーク、ピット・ストリート・モール、ダーリング・ハーバー周辺から市内を歩いて向かう
  • タクシー・配車サービス:行き先を「Queen Victoria Building, 455 George Street」と伝える

電車で来る場合は、タウンホール駅の案内にQVBと書かれています。雨の日も地下通路から建物側へ進めるため、駅を出て地上で探し回らずに済みます。

ジョージ・ストリートには、建物名がそのまま付いたQVB停留所があります。ライトレールはオパールカードのほか、対応するクレジットカードやデビットカードでも乗車できます。

クイーン・ビクトリア・ビルディング前のQVB停留所に到着したライトレール

建物の位置は、Googleマップから確認できます。バスの路線や乗り場は時間帯で変わるため、乗車前に現在地からの経路を検索してください。

砂岩の外観を見ながら入口へ

QVBの外観は、周囲の高層ビルの間でもすぐに分かります。赤みのある砂岩、丸いアーチ、屋根の小塔が重なり、普通のショッピングセンターとは違う姿でした。

近くから見上げたQVBの砂岩の外壁とロマネスク様式のアーチ

建物は1893年から1898年にかけて建設され、シドニー市の建築家ジョージ・マクレーが設計しました。4案の中から選ばれたのは、丸いアーチと重厚な石造りが特徴のアメリカン・ロマネスク様式です。

当時この場所にあった市場を建て替え、商店、倉庫、コーヒー・パレス、コンサートホールなどを収める建物として造られました。

1897年にはビクトリア女王の即位60周年を記念して、クイーン・ビクトリア・マーケット・ビルディングと名付けられています。

建物の前にはビクトリア女王像が立っています。砂岩の外壁と像を一緒に見上げると、建物の名前と歴史が目の前の景色につながりました。

QVBの砂岩の外壁を背に立つビクトリア女王像

像の足元から撮ると、細かな窓飾りや丸いアーチまで一枚に収まります。館内へ入る前に、外観と合わせて見ておきたい撮影場所でした。

その後は改装を重ね、一時は取り壊しも検討されました。1980年代の大規模な修復を経て、現在は歴史的な内装を残すショッピングアーケードとして使われています。

中へ入るとアーチと吹き抜けが続く

入口を入ると、外の重厚な砂岩から雰囲気が変わります。床の模様、色ガラスの窓、白いアーチ、黒い手すりが重なり、建物そのものを見に来るだけでも楽しめました。

QVBの地上階に続く模様入りの床と吹き抜けのショッピングアーケード

地上階から上を見上げると、各階の回廊とガラス屋根が同じ視界に入ります。端まで一直線に歩くだけでなく、途中で立ち止まって上下を見ると装飾の違いに気づきます。

色ガラスの窓と白いアーチが並ぶQVBの館内入口

店舗の上にある半円形の窓にも色ガラスが使われています。通路の端にあるアーチから外の光が入り、歩く場所によって館内の明るさが変わりました。

QVBの上階から眺めた吹き抜けとグレート・オーストラリアン・クロック

上階へ上がると、吹き抜けを囲む回廊と時計を同時に眺められます。黒い手すり、色ガラス、模様のある床が何層にも重なるため、少し歩くだけで構図が変わりました。

QVBのガラス屋根へ向かって伸びるエスカレーターと各階の回廊

エスカレーターを使えば上階へすぐ移動できます。下から見た景色と上の回廊から見下ろす景色が違うため、僕らは各階を行き来しながら写真を撮りました。

QVBの吹き抜けに置かれた赤いソファとカフェのテーブル席

吹き抜けの下にはカフェの席もあり、赤いソファと丸いテーブルが建物の雰囲気に合っていました。買い物の途中だけでなく、館内を見て歩いたあとに休憩する場所としても使えます。

歴史的な内装の中には、現在のショップやギャラリーも並んでいます。僕らが歩いた日は、色ガラスの窓を背景に大きな象の彫刻が飾られた一角もあり、館内を曲がるたびに違う展示へ出会えました。

QVB館内の色ガラスの窓と大きな象の彫刻

店舗の展示は訪れる時期によって変わりますが、買い物を目的にしていなくても、建物と店先を交互に眺めながら歩けました。

グレート・オーストラリアン・クロックを上階から見る

館内で最初に目を引いたのが、金色のドームを載せたグレート・オーストラリアン・クロック(Great Australian Clock)です。高さは約10m、重さは約4tあり、回廊の数階分を使う大きさです。

QVBの上階から見下ろしたグレート・オーストラリアン・クロックと回廊

時計には、先住民の人々とヨーロッパからの入植を含むオーストラリア史の場面が組み込まれています。階を変えると文字盤、絵、ドームの見え方が変わり、一か所から見るだけでは全体が収まりませんでした。

QVBの回廊と色ガラスの店舗に囲まれたグレート・オーストラリアン・クロック

横の回廊から見ると、時計の大きさだけでなく、店舗の色ガラスや手すりとの組み合わせもよく分かります。館内の奥行きまで写るため、正面と斜めの両方から眺めました。

金色のドームと歴史画が見えるQVBのグレート・オーストラリアン・クロック

近くの回廊からは、曜日と日付の表示や時計の周囲に描かれた細かな場面まで見えます。吹き抜けの下から見上げたあと、上階へ移動して正面から見るのがおすすめです。

城の形をしたロイヤル・クロック

もう一つの大時計は、城のような姿をしたロイヤル・クロック(Royal Clock)です。4つの文字盤の上に塔と城壁が載り、側面には英国王室の歴史を表す場面が組み込まれています。

QVBの吹き抜けに浮かぶロイヤル・クロックと上下の回廊

少し離れた回廊から見ると、時計が吹き抜けの中央に浮かび、その下に地上階の店舗とカフェが広がっていました。時計だけでなく、QVBの階層が一緒に見える場所です。

城の形をしたQVBのロイヤル・クロックと各階の回廊

グレート・オーストラリアン・クロックとは形も色も異なります。文字盤だけを見るとクラシックな時計ですが、上に城が載っているため、離れた場所からも見つけられました。

ステンドグラスと中央ドームも見どころ

時計のほかに見逃したくないのが、階段の周囲と入口にあるステンドグラスです。青い壁、白いアーチ、黒い手すりの間から色のある光が入り、館内でも特に写真を撮りたくなる場所でした。

QVBの青い壁とステンドグラスに囲まれた歴史的な階段

ドームの近くには19世紀から残る階段があり、曲線を描く手すりや柱の彫刻を近くで見られます。エスカレーターだけで移動せず、階段の前まで歩いてみてよかった場所です。

QVBの柱と曲線を描く手すりが美しい歴史的な階段

扇形に広がるステンドグラスには、シドニー市の紋章や街を表す図柄が入っています。中央の窓だけでなく、周囲の細いガラスまで模様が続いていました。

シドニー市の紋章と色鮮やかな模様が入ったQVBの扇形ステンドグラス

建物の中央には、内側のガラスと外側の銅板で構成された大きなドームがあります。真下から見上げると円形の模様が広がり、外観で見たドームとは別の建物のように感じました。

QVBの館内中央で見上げた円形のステンドグラスドーム

上階の回廊は大きく曲線を描き、ガラス屋根から自然光が入ります。時計や店舗だけでなく、手すり、柱、天井を一緒に眺めると、QVBの内装の美しさがよく分かりました。

ガラス屋根と曲線の回廊が続くQVBの上階

入場料・営業時間と観光の所要時間

名称
クイーン・ビクトリア・ビルディング
英語名
Queen Victoria Building(QVB)
住所
455 George Street, Sydney NSW 2000
入場料
無料
最寄り駅
タウンホール駅 Exit 1
見学時間の目安
30〜45分/買い物やカフェを含めるなら1時間以上

QVBは買い物をしなくても無料で入れます。外観を見て、館内の2つの時計とステンドグラスを回るだけなら30〜45分ほどでも歩けますが、僕らは写真を撮りながら各階を見て回りました。

基本の営業時間は月〜水・金・土曜日が9:00〜18:00、木曜日が9:00〜21:00、日曜日が11:00〜17:00です。上階、各店舗、カフェ、祝日は営業時間が異なる場合があるため、訪問前に最新情報を確認してください。

QVBから電車で州立図書館へ

QVBを見学したあとは、タウンホール駅から電車に乗り、マーティン・プレイス駅へ移動しました。駅からマッコーリー・ストリートを歩き、現代的な新館と歴史あるミッチェル図書館が並ぶニューサウスウェールズ州立図書館へ向かいます。

長い机と緑色の読書灯が並ぶ閲覧室、無料の展示、QVBからの詳しい行き方は、写真を多く使った見学記で紹介しています。

ニューサウスウェールズ州立図書館の記事のアイキャッチ シドニーのニューサウスウェールズ州立図書館を見学|行き方・入場料と美しい館内

図書館の隣にはニューサウスウェールズ州議会議事堂もあります。QVBとは異なる公共建築を続けて見学できるため、半日ほど市内中心部を歩く予定にも組み込めます。

よくある質問(FAQ)

クイーン・ビクトリア・ビルディングの入場料はいくらですか?

QVBはショッピングアーケードのため、建物へは無料で入れます。買い物をしなくても、外観や吹き抜け、時計、ステンドグラスを見学できます。

QVBの最寄り駅はどこですか?

最寄り駅はタウンホール駅です。Exit 1にはQVBと表示され、地下から建物側へ向かえます。ジョージ・ストリートにはライトレールのQVB停留所もあります。

QVBの見学時間はどれくらい必要ですか?

外観、吹き抜け、2つの時計、ステンドグラスを見るなら30〜45分ほどが目安です。買い物やカフェも楽しむ場合は1時間以上あると落ち着いて回れます。

QVBの営業時間は何時までですか?

基本営業時間は曜日によって異なり、木曜日は夜まで、日曜日は開始と終了が短くなります。店舗や飲食店、祝日は時間が異なるため、訪問前に最新情報を確認してください。

まとめ

クイーン・ビクトリア・ビルディングは、買い物をしなくても建築を見るために立ち寄りたいシドニー中心部の観光スポットです。砂岩の外観から館内へ入ると、吹き抜け、2つの大時計、ステンドグラス、中央ドームまで見どころが続きました。

タウンホール駅やQVB停留所から近く、ハイドパーク周辺からもバスや徒歩で向かえます。30〜45分でも見学できますが、上階へ移動しながら時計と回廊を眺める時間を取ると、建物の美しさをゆっくり楽しめます。

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